SSブログ

(ロシア語)映画「戦争と平和」 [ロシア語]

 国家事業として当時ソ連で撮影された、「戦争と平和」がNHK・BSプレミアムで放送になります。
 なんでも、ロシア語の先生からも、小説で読むのが大変ならばこの映画を見なさい、とまで言われた小説に忠実な作りの超大作らしいです。ということで実は、私もとても期待している放送です。

 知り合いからの情報で、昨年にNHKがロシアからこの映画のフィルムを国内に持ち込んでハイビジョン放送に向けて準備しているというのを聞いていたのですが、なかなか放送にならずヤキモキしていたのです。
 ただ、残念なことは、デジタルリマスター作業につきものの「デジタル技術での修復作業」が行われなかったそうです。映画界では、修復作業に否定的な人たちもいるので、ロシアからも「(映像の改変につながりかねない)修復作業はまかりならん」と言われてしまったのか……それとも最近の不景気でNHKにそれだけの予算がなかったのか……かなり残念です。NHKなら、アーカイブとかも持っているのだから、デジタル修復も出来ただろうに……

 とはいえ、放送があるのはありがたい!!


 1月30日(月)22:00~第一部
 1月31日(火)22:00~第二部
 2月 1日(水)22:00~第三部
    1日(水)23:22~第四部

 とにかく、長いので、録画の準備を忘れずに!!

(ロシア語)文章の構成を理解することはとても大切です [ロシア語]

 ロシア語にとって、格は大事です。

 たとえば、ちょっと極端な例ですが……この二つの文章。

(1)Я пошёл в кино, Виктор нет.
(2)Я пошёл в кино, Виктора нет.(※ちょっと無理のある表現です)

 二つの文章の違いは1文字です。
「私は映画に(歩いて)行きました」は同じですがその後はどうでしょう?
辞書を引いてみると、『НЕТ』は「いいえ」、「存在しない・いない」、「前に述べたことの否定」とあります。
 で、これだけ判っているのに、『Виктора』と『Виктор』の役割が判らないと、どう訳していいのか判りません。
(1)Я пошёл в кино, Виктор нет.
           「Виктор=主格」
 訳:私は映画に行きました、ビクトルはそうではありません。

(2)Я пошёл в кино, Виктора нет.
           「Виктора=生格」
 訳:私は映画に行きました、ビクトルはいませんでした。

 このような違いが出てきます。
 単語の並んでいる順番は同じなのに、一文字が違うだけで、こんなにも変わってしまいます。
 むしろ(2)の文章は、Я пошёл в кино, нет Виктора.とした方が理解しやすいかもしれません。

 ただ、ロシア語の怖さは、とても微妙なニュアンスをこの小さな格や語順、場合によっては「,」などで表していることがあるので、それらをきちんと理解するのがとても難しいんです。


 ニュアンスの話が出てきたので、ちょっとニュアンス繋がりで別の話をします。
(3)Я открыл сумку моего учебника нет.
(4)Я открыл сумку, моего учебника нет.
 この二つの文章にも、ニュアンスの違いがあります。

Я открыл сумку моего учебника нет.
 私が鞄を開けたら私の教科書はなかった。
(淡々とした状況説明)
Я открыл сумку, моего учебника нет.
 私が鞄を開けたら、「なんと!」私の教科書はなかった。
(鞄を開けたら、『一瞬間があって』「あっ! やばい、ないよ!」って愕然とした感じ)

 これは非常に詳しく説明しはじめると、いろいろと難しい事柄だそうです。

 それと先生曰く、日本人のロシア語には……

「日本人は、日本人が理解しやすいようにしたロシア語の文法で勉強するのが一般的ですが、その中には誤解している部分もあり、日本人のロシア語が不自然な原因になっている」
 ……そうです。
(先生自身は、そういう日本人のロシア語と接しているうちに「日本人の感覚が導き出した、面白い表現だ」と感じるようになり、ここ最近、日本で教えられているロシア語の文法にとても興味が出てきている、そうです)

 まぁ、そんな訳で、格がなんなのかをきちんと理解するこが、文章の構成を理解するための第一歩だといえます。

 私自信、格についての理解が深まってみると、それまでとても難儀していた文章が、以外にもさらっと理解できることに驚いたりしています。

 まぁ、それと私が英語でつまずいていた原因が……文法もさることながら、特に「文章の構成をきちんと理解できていない」ということに問題があるというのが判りました。
 単語一つ一つは判ったとしても、それらがどのように結びついているのか、ということに余りに無頓着で、単語を並び替えて日本語にしてみる、まるでパズルゲームのようなことしかしていなかった、というのが判ります。

 私の友人には「ロシア語を勉強する前には、英語をある程度勉強した方が良い」と言う人もいますが、私のように「文章の構成を理解せずに、力業で日本語に直す」人の場合は、最初からロシア語をきちんと勉強した方が間違いなく早く身につくと思います。

(ロシア語)長い文章が難しい、概念で文章がつながる場合がある [ロシア語]

ロシア語の場合、文章の構成が非常に難しいです。

一つの文章の中に、二つ以上の主語や述語が入ってくると特に複雑になります。

簡単なレベルならこのようなものがあります。
(1)Лена любит сыр, а Анна любит колбасу.
   ――レーナはチーズが大好きです。(一方で) アンナはソーセージが大好きです。
この場合、","の前と後ろで文章を二つに分けても、それぞれの文章は独立して意味が通じます。


(2)Я съел яблоко, мама помидор.
   ――私はリンゴを食べました、ママはトマトです。(ママはトマトを食べました)
単語を辞書で調べれば、力技を使って意味が通じてしまう文章です。
単語が少ないので、文章の構成を考えるよりも、辞書で引いた単語を日本語に通じるように並べ替える方が労力が少なくてすみます。
でも、よくよく文章を見てみると、前の文章と、後ろの文章の関係が(1)の場合と違って動詞が存在していないのが判ります。
後ろの文章は、前の文章の影響を受けているので、もし、前の文章が「私はリンゴが嫌いです」だったりすると、その影響を受けて意味が変わってしまいます。
明らかに(1)とは、文章の構成が違うことが判ります。


(3)Виктор много плавал, загорал, и ходил в горы.
(ходил в горы=山に行く、慣用的な表現)
   ――ビクトルは、たくさん泳ぎ、日焼けして、そして山にも入りました(山に登りました)
ひとつの文章の中に主語は一つですが、動詞は複数あります。

(4)Весной тепло, хорошая погода и можно гулять в парке.
   ――春は暖かく、天気も良くて、公園を散歩できる。
日本語訳は難しくないですが、文章はかなりややこしくなっています。
副詞、名詞、動詞が一つの「春(時期)」という主語と関係していますが、暖かいという副詞と公園を散歩できる、という二つ間での互いの関係は薄くなっています。

 また「春は暖かい」という文章と「良い天気で公園が散歩できる」という文章は独立しているけど、二つは「季節」という関係で一つの文章に結びつけられて、意味を持っている。とも考えられます。
 実はこのパターン、ロシア語の文章によくあるパターンだそうです。

 日本語にしてしまうと一つの文章として独立して結びつけられない場合でも、ロシア語では文章が表現している「共通点(概念)」で一つの文章としてまとめられるそうです。

 このことはロシア語の文章構成のパターンをつかむことは読み解く上でとても大切なので、きちんとした理解が必要になるそうです。

特に「И」で結ばれる文章は危険らしいです。とっても難しいみたい…

(ロシア語)「毎日外国語の勉強をしたい」と思うのはすごいことなんです! [ロシア語]

なんというか私、これまで生きてきて、こんなに毎日外国語の勉強を自分でしているのは、初めてのことです。


CDブック これなら覚えられる! ロシア語単語帳

CDブック これなら覚えられる! ロシア語単語帳

  • 作者: 柳町 裕子
  • 出版社/メーカー: NHK出版
  • 発売日: 2011/03/23
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


 この本、すっごい分量が絶妙です!
 多分語学が得意な受験生とか、学生よりも、苦手な学生とか社会人に向いているかもしれない。
 挫折しそうになる頃に、「あ、あとちょっとでこの動詞の項目が終わる」とかって分量です。だから、挫折しなくてすむんです。しかも、ノートに例文を書き取っていくと、いろんな事に注意がちゃんと向くようになっているし。これね、すごいと思う。
 これを読んでいくと、いままであやふやだったものとか、なんとなく判ったつもりでごまかしていたモノがはっきりと確実になります。

 そしてなによりも、本を買ってから今日まで、一日も休まずにロシア語の勉強をしていることが信じられない。いままでこんな事なかったのに!
 とにかく、とにかく、ロシア語がつまずいているのを何とかしたいという人には、これはお勧めです!絶対に元取れますから!

 あのね、外国語が得意な人には判らないかもしれないけれど、私みたいな苦手な人にとっては、とにかく続ける事自体が苦痛なんです。しかも、挫折した経験ばかり積み上がってしまうと、とても臆病になります。何冊か単語の本を手元に置いて、確かに役に立っているのもあるんですけど。毎日本を開こう、って思える単語の本はこの本が初めてです。

 今まで、外国語で挫折した人って、本屋さんで語学書を手に取って、ぱらぱらとページをめくった時に必ず頭のどこかで「ああ、でも俺には無理だろうな」って思ってしまうんです。
 学校の英語の授業で先生に注意された時のこととか、外国人を前にして英語が話せなかったりして途方に暮れた時の様子とか、いろいろと思い出しちゃいます。
 でも、でもですよ。
 私のように、その言葉の向こうに、なにかすごく「なにかわからないけどすごく素敵な別世界がある」って知ってしまった人にとっては、常に、語学が出来ない自分と素敵なモノとの間で心が揺れ動くことになります。不安だし、目立った成果が出てないし……でも、なにか向こうにあるモノはもっともっと気になってしまうし。
 そんな時に、なにか目に見える成果を出してくれるモノに出会うってのはすごく励みになります。

 ちょうど書き込んだ記事も100個目ですし……このブログの最終目標を、ちゃんとそれなりに日常や趣味とかそして出来れば仕事でも問題なくロシア語が使えるくらいに到達するまでに、どういうことで挫折しそうになったり、励まされたりしたかを報告していこうと決めました。
 特にロシア語を勉強している人は、私と自分自身とを重ね合わせたりして、挫折しそうになった時にがんばれるようなブログにしたいと思います。

 道のりは長いけど、まずは、一歩を踏み出さないと目的地には近づかないですもんね。
 ああ、そういう意味では……まだ出発して、間もない気がします……


(ロシア語)単語を覚えていくと判ってくる事 [ロシア語]

ここしばらく、地道に、一生懸命に単語を覚えています。
で、最近、ずうっと今まで勘違いをしていたことがわかったりもしています。
たとえば、先生との授業で発音練習とかしている時に言われていた、"Дальше. "を"Раньше"だと思っていたりしたこととか…

"Раньше"って聞こえて、それは「まだですよ」と受けとっていたのですが、実際は"Дальше"で、「続けてください」だったとか…今日、単語の勉強していて気がつきました。なんというか、知らないって、コワイです。

あと、ひとつ気がつきました。
単語を覚えようとすると、最初はすごくツライです。でも、ある程度覚えてくると、ほかの単語との関連性とかで、覚えやすくなるんだ、ってことに気がつきました。
はじめは、単に音の連続で覚えようとしますが、ある程度語彙が増えると、他の単語と一字違いだとか、他の単語から派生したヤツだから、といろんな手がかりが自分の中に出来ていくんですね。
なんか、いま、私自身、子どもの頃から言葉を覚えていく過程をもう一度なぞって行っている感覚です。
あと、不思議ですけど、文章を声に出して読むのが楽しいと感じてしまいます。
すると、ながーい単語にぶつかっても、(意識のうえで)区切りやすいところが判って、すんなり読めたりするんですね。面白いなあ、って思います。
で、そうなると、簡単な文章なら、どこで意味が切れるのかもわかるんですね。

最近、スゴくロシア語を通じて、言葉に対しての感覚を磨かれているような気がします。
ありがとう、ロシア語!

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:学問

(ロシア語)ロシアのテレビを日本で見る [ロシア語]

ロシアに行かないと、ロシアで放送しているテレビ番組って見られないと思っていたんですが……

 インターネット配信されていたんですね!
 http://worldstreamtv.com/
 びっくりですよ。

 しかも、ちょっと数えたら見られるテレビ局は、16局もあるし値段も安い。
 テレビのストリーミング配信10USドル(1か月)、オンデマンド配信はこれとは別で10USドル(1か月)、両方の契約で16USドル(1か月)。とりあえず私は、「TVR(TVレコーダー)」というオンデマンド配信の方を契約したのですが……思った以上に見てしまいます。
 ニュース、スポーツ、音楽、コメディ、映画もある。
 このラインナップを知ってしまうと、日本国内のテレビ局のネット配信がいかに魅力がないかを思い知らされます。

 最近、テレビを本当に見なくなっていたんですが……これでますます見なくなりそうです。

 それにしても、今の日本のテレビって、いろいろと落ちているなぁと感じます。たぶん、テレビだけじゃなくいろんな日本のモノが、わけのわからない作っている側の理論で供給されている、気がします。そんなことしていたら、先細っていくのに……やめられないんでしょう……。
 あとテレビ番組について、勘違いもしていると思います。
 先日、ある女優さんからお話を聞けたんですが……
「『楽しいドラマ』と『騒々しいドラマ』は違うし、『重いドラマ』と『救いがないドラマ』も違います。これを取り違えてはダメです」
 と、おっしゃってました。

 今のテレビは、楽しいわけでも、元気が出るわけでもなく、ただバカ騒ぎしているだけの「うるさいテレビ」に落ちてしまいました。これじゃ誰も見ません。
 ネットがどうの、テレビ離れだの言われていますけど、本質はこれに尽きるんでしょうね。

 それと、どんなに暗いドラマがあったとしても、そこに「救い」があると全然変わるんだそうです。これもそのまま今の日本に当てはまる気がします。


 まあそんなわけで、これからはロシアのテレビ番組をつけて、ロシア語の勉強が出来るようになりました。

文章と感情ってすごく関係している [ロシア語]

仕事も、怒涛の忙しさの12月を抜け、やっと落ち着きそうな感じです。

このお正月には、久しぶりに田舎の実家に帰ってのんびりと過ごしたりしていました。
何せ、規制ラッシュで荷物を最小限にしたので、暇つぶしといえば、サハリンで買ったロシア語の本くらいで、カシオの電子辞書片手に訳しながら読んでいたりしました。
そしたら、意外にも、そこそこ(といってもロシア語2年目の人間が進める程度です)読めたり、本を読んでいくと、文法書などの例文とはまた違って、新しい発見があったりして、それなりに充実してました。

本を読むと、単語の意味とか、使われ方とか、いろいろと収穫があります。
本に書かれた「文章」ですけど、これって本当は、いろいろな「感情」と密接に関係している気がします。

ビックリしたのが、ロシア語のメールを機械翻訳にかけて日本語訳を読んだ時、あまりにもそのメールから「感情」が抜け落ちているのをみてガクゼンとしたんです。もともとそのメールには、思いやりのある表現がいろいろと含まれているのに、それがまったくなくなって、キツイ表現に変わっていたんです。
これって怖いなぁ、と思いました。ニュアンスがまったく反対になっていたんです。
小さな表現の違いが積み重なって、まったく違う意味に取れるんです。ほんとうに、これは怖かった。

でも、それと同時に、私たち日本人が外国語に取り組む時に、まるで数学か物理のように取り組むのもおかしいことなんだ、ということもわかったんです。だって、そこにある感情を無視して、その表面上の意味だけを追いかけたら、その文章は、まったく魅力のない、仮面を被った人間のように無表情で冷たい意味しか持ちません。
私たちは、感情を持っていて、言葉にはとても多くの感情が込められているはずです。
本来なら、そういう感情が理解できれば、話の流れはつかみやすくなるのに、それを無視してしまうなんてなんてもったいないことか。

そうそう、ロシア語って単語も難しいんです。
ものによっては、なにがなんだか理解できないものもあります。
ИДТИなんて、(歩いて)行く、のほかにも、来る、動く、降る、経過する、もうなにがなんだかわかんないくらい意味があるし、本を開いて1ページ目でつまずきそうになりました。
でも、先生に相談したら、「この文章では、その直前にあるречьの動作を表しているんです」とかで、あっさり解決したりするんですけど…そんなの辞書に書いてないし…
従属するのか依存するのか、説明なのか証明なのか、記載するのか目録を作るのか、優しいのかゴマスリなのか、日本語では微妙にニュアンスが変わってしまう単語ばっかりなんです。
でも、文章をざっと読んでいくと、不思議とひとつの概念に落ち着いたりするんです。
「あ、これは、『ものごとをハッキリさせることだ』とか」
そういうのが判ってくると、「辞書に書いてある意味って、日本語訳の時に使える言葉で、根本的なニュアンスを伝えていなことがある」ってことも判ってきます。
こういうのが判ってくると、面白くなるんです。

本を読んでいると、日本語の語学書にはない文章を書いた人の「感情」が感じられるんです。
不思議です。英語には、ここまで「感情」を感じたことがなかったんです。
それが私のロシア語への愛着からきているものなのか、それとも、もっと別のものなのか。

ただ言えることは、外国語は無機質なものじゃなくて、もっと感情を使って良いものなんだ、ってことです。



ロシア語学習でのブギーボードの感想 [ロシア語]

さて、ブギーボードを使っているのですが、思った以上に使えています。

P2010_1121_173236.JPG

使ってみての感想として、小さめの文字で文章を書くと、だいたいA4ノートの半ページぐらいは書けてしまいます。
これは、筆圧で文字の太さがコントロールできるから可能なんですね。

ロシア語の単語を、書いては消し、書いては消しを繰り返して使ったり、辞書で調べた単語を一時的に書き止めたりするのに重宝しています。
ムシクシャするときは、落書きしても良いし。
なにか書いた状態で、そのままカバンに入れて持ち運んでも、意外に消えたりしないのもいいですね。
手元に一枚あると絶体に役に立ちます。



Improv Electronics Boogie Board LCD Writing Tablet 【簡易パッケージ版】

Improv Electronics Boogie Board LCD Writing Tablet 【簡易パッケージ版】

  • 出版社/メーカー: Improv Electronics
  • メディア: エレクトロニクス



暗記などに「ブギーボード」はお勧めです [ロシア語]

 ロシア語学習のために、こんなのを買ってみました!
 ちょっとしたメモ書きが出来る、小型の電子ホワイトボードというか、電子落書き帳というか。iPadで文章入力するのとはまた違って、筆記体でさらさらと書きたい時に重宝しています。
 購入から一週間経ちましたが、思った以上に役に立っています。

P2010_1111_004853.JPG

 自作のガムテープ製ペンホルダーが悲しいですけど(いずれ格好いいものに交換します)、ちょっとした単語の練習などにもってこいです。

 実はノートに単語や動詞を書いて勉強していたりしたんですけど、何回も書いて覚えようと思っても、視界に入った直前の単語を見てしまってダメだったんです。iPadで黒板みたいなアプリもありますが、指で書くのは悲しいし。遊びだったらまだしも、勉強で使うのは悲しいです。

 なので入手したのがこの「ブギーボード」です。
 使って見るとよほど暗いところでもなければ、書いた文字は普通に読めるし、なんといっても書き心地がすばらしい!
 クリーニングクロスで綺麗に拭けば、ペンは重めの感触になるし、手のひらでちょこっと撫でてあげるとペンの感触は軽めになるし、以外と好みの感触に出来てしまいます。
 この気持ちよさって重要です!
 実売価格4000円くらいと、ちょっとだけ微妙な値段に感じたのですが、いやいや思った以上に役立っています。本なんかを読んで判らない単語が出てきた時、さらさらとこれに書いてあとでまとめて辞書でしらべるとか、気になったことを「手書き」でメモできるし。
 もちろん、書いては消し、書いては消しを繰り返して暗記にも役立ちます!
 書いたデータは画像などで残すことは出来ませんが、そんなのいらないと思いました。
 大きさが男性の手のひらを一回り大きくしたくらいなので、個人的にはA4ぐらいの大きなものも欲しい気がします。

 もうすでに練習用ノート(暗記用ノート)が何冊にもなってしまっているわりには、なかなか暗記できなかったので、このブギーボードはお勧めです。
 普通のノートに単語などを書いていても、視界に入る直前の単語のせいで暗記がうまくいかなかったんですけど、これだと消せるから、ほんとに暗記したのかどうか判るので良いですよ!



Improv Electronics Boogie Board LCD Writing Tablet 【簡易パッケージ版】

Improv Electronics Boogie Board LCD Writing Tablet 【簡易パッケージ版】

  • 出版社/メーカー: Improv Electronics
  • メディア: エレクトロニクス



 おすすめです!


 大型も出ました。こちらの方が使いやすいです!

KING JIM 「電子メモパッド」ブギーボード 黒 BB-2クロ

KING JIM 「電子メモパッド」ブギーボード 黒 BB-2クロ

  • 出版社/メーカー: キングジム
  • メディア: Personal Computers



格の話・格変化は偉大!でも、Кого は日本語でうまく説明できないかも… [ロシア語]

格の勉強をしていて、ふと思ったのが…
「ロシア語の格は、そのまま日本語の格に当てはめられないのではないか?」って事です。
日本語の「~を」に当たるのは、ロシア語では「кого」だったりする訳で、これが生格と区別がつかなくて、混乱したりしてました。

でも、когоって、ロシア語で考えると、「КОГО」以外の何者でもないわけです。
日本語の格を説明した本を読んでも判らないし、格は動詞とセットで覚えていても手間がかかるばかりで効率が悪いし、そんな時、先生に格のことを教わって、やっと理解出来たことなんです。

「動詞と名詞は、ある決まった関係で、特定の変化をする」のです。
Я ждал Антона. (私はアントーンを待っていました)の場合は…
ждал - (кого)- Антона. というように、動詞は「Кого」という関係で、名詞АнтонをАнтонаに格変化させているんです。
また同様に、У меня машина. は、У неня -(У кого)- машина. というように「У кого」という関係で、「Я」を生格である「меня」に変化させて、主格の「машина」と結びつくことになります。

ロシア語の辞書には「対格」という表記ではなく、「кого-что」と書かれているのは、要求する格変化が、人や動物ならば、名詞を「кого」の形にあわせて、ものならば「что」の形にあわせてね、ということなんです。
注意するのは「кого」が、「у кого」のような生格と、対格のどちらの領域も含んでいることです。
じゃあ、どうやって区別するのかというと…今は、「ロシア語の感覚を身につけてください」としか言えません。
語学書を読んでも、今ひとつ理解できなかったんですけど、ロシア語の先生と文章を読みながら、その関係を解き明かしていくことを続けていたら、なんとなく、「あ、わかっちゃった」と突然ひらめいてしまったんです。
なんていうか、頭の中で、「У (生格)は所有を表す」と知識で理解しているのではなく、「はいはい、У когоね」と感覚的に理解出来た感じなんです。
先生から言われている「ロシア語の感覚をつかんでください」って、こういうことか!って思ったりしています。

それと、格変化なんですけど、これが理解出来てくると、一気にロシア語の文章が頭の中にスコーンと入ってきます。去年は、ウンウンうなりながら「判らない、判らない」と嘆いていた文章がすごく理解できるんです。格変化が判ると、どの動詞とどの名詞がどういう関係なのか、が判るから、文章が理解できるんです。

格変化って偉大です。
それと、格変化の重要さが感覚として理解出来ると、名詞の格変化や動詞を覚える事が以前よりも楽になった気がします。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。