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2017年サハリン旅行その4(終) [サハリン・バイクツーリング]

セルゲイさんから、言われた
「明日バイクで出掛けられるけど、どうする?」
と言われて、聞き返してしまいました。
「Првда?(え? 本当?)」
セルゲイさんは、楽しそうに笑って
「Да. Правда!(ああ、本当だとも!)」
と答えます。なんというか、まるで、今日全部が伏線で、まんまと彼の作戦にハマった気がしました。
それまでの会話に、今はバイクでは来れないのか?、とか、そういう質問もあって、
「ウラジオストクからは回るのは時間もお金もかかるから。サハリンにバイクだけ送るのも難しいと思う。いつかはまたバイクで来たいと思ってる」とか答えていたんです。
でもねぇ、実は、なんというか、もしかしたらというか、国際免許はまた持って行っていたんです。
ひょっとしたら、こんな展開があるかも、と考えていたんです。

セルゲイさん、わざわざ友達からバイクを借りてくれていたんです。
で、ヘルメットとか装備の問題もあって、一緒に行った友人とは交代になりますが、サハリンの山の空気展望台へと続くルートを駆け上がったり、チェーホフ山(пик Чехова) へ向かう林道を走ったりしました。

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山の空気展望台の近くの頂きに到着。
ロープウェイのしたをくぐったり、結構な砂利道でした。
あと、パラグライダーを楽しむ人もいました。
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山の空気展望台の見晴らしの良いところでちょっと休憩しながら、セルゲイさんが言います。
「こうして一緒に過ごせて凄く嬉しい」
もうね、なにかの青春映画みたいです。
結構な歳のオジサン二人なんですけどね。
「俺もそうだよ」
なんて、テレずに言えるのは外国語だからなんでしょうね。
もし日本語だったら、言えないですね、多分。

じゃあ、もうちょっと走ろう。もっと難しいところ行っても大丈夫そう?
と聞かれたので、全然大丈夫だよ、と答えたんですが、あとでちょっと後悔しました。
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最初はそこそこの道路が、どんどん走りにくくなります。
もう、写真を撮ってる余裕なんかありません。
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途中で、広い場所を見つけて、戻ろうと言うのがやっとでした。
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こんな感じで、2017年は思いもかけず、ただの観光旅行になるはずが、オフロードバイクツーリングにもなったのでした。
で、あれから2年、実は、そろそろまたサハリンに行くことを計画していたりするのです。


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2017年サハリン旅行その3 [サハリン・バイクツーリング]

さて、セルゲイさん夫妻の心のこもったおもてなしを受けて、せっかくだからサハリンを案内しましょう、ということで今度は車で40分、メドベージェフ首相の車列とすれ違ったりして、ユジノサハリンスクの東のオホーツコエの海岸に移動です。

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メドベージェフ首相の車列と遭遇

自家製コンポートや、黒パン、サーラ(豚の脂身の塩漬け)、ロシア製クレープなども広げて休憩です。
ちょっとしたピクニックですね。
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オホーツク海を見ながら、サーラとニンニクを載せた黒パン食べていると、不思議な感じでしたね。
本当に些細な「なんか外国語やろうか、ロシア語とかどうかな」ということではじめたロシア語が、バイクでサハリンに来るようになって、そこで知り合った人と友達になって、オホーツク海見ながらロシア料理食べているんです。ほんと、人間の未来ってわかんないもんです。
今のグーグルマップだと、サハリン中心部には夏の画像が使われていますけど、私が見た頃は冬の画像だったんです。え、こんな北におっきな町があって、人が住んでいるのかよ、って思いました。
もうね、最初の頃に、グーグルマップで稚内の北に大きな町を見つけて驚愕した時の自分に言ってやりたいです。
「お前ね、あと数年したらバイクでサハリン行ったり、知り合いが出来て遊びに行くようになるんだぞ。しかもいちばん回数が多い海外の渡航先がサハリンになるんだからな」って。

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海辺にあったブランコで黄昏れている様子。
見ているのがオホーツク海ってのがねぇ、また凄く奇麗なんです。
ただなんというか、非日常感というか、北に来ているけれど、天気も良くてほどよく暑いし、開放感もあるんですが、自分はなぜここにいるのか、いまいちしっくりしないというか、不思議な感覚がありました。
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またそんな時に奇麗にオホーツク海に虹がかかったりするんです。

しかも、これで終わりじゃないんです。
ユジノサハリンスクに戻って、行ったのは「山の空気展望台(Горный воздух )」です。
あれ、でも営業時間は20時くらいまでで、山頂に行ってもすぐに戻らないといけないよなぁ、と思っていたら、その日はイベントがある特別な日で深夜までゴンドラが動いている日でした。
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夕暮れ時に、ゴンドラを乗り継ぎながら山頂へ
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インスタ映えするオブジェもあって、サハリンの美人さんが写真を撮ってました。

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中腹ではダンスイベントもあったりして、もりあがってました。

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帰る時には、ユジノサハリンスクの夜景が輝いてました。
こんな奇麗な景色、普通のツアー観光だと無理だよなぁ、もしオプションで申し込んだら高いよなぁ。
ほんとセルゲイさんには感謝だなぁ、とかいろいろと思っていたんです。
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そんな時に、
「明日はバイクで出かけられるけど、どうする?」と驚愕の一言がセルゲイさんから出ました。


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