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福島の人はロシアへのバイクツーリングで問題あり [大震災・福島原発]

福島の友人と先日、来年はサハリンにバイクでツーリングに行こうか? という話で盛り上がりました。
で、調べてみると、オフロードタイプのバイクでなくてもよほど辺鄙(へんぴ)な場所に行かなければ大丈夫ということもわかったのですが…ロシアってば、バイクから0.3マイクロシーベルト/毎時以上の放射能が出ていると持ち込めないんです。福島市でも、第一原発が吹っ飛んだ日は20マイクロシーベルト/毎時を超えています。さらに友人の家の周りは今でも0.3マイクロシーベルト/毎時くらいの状態なので、バイクの放射能が正確には計測出来ません。
サハリンのコルサコフの税関では、今もしっかりとエンジン周りはもちろん、タイヤやホイール、フェンダーの裏側にまで計器を突っ込んで測っているとのことですから…持ち込みは無理です。
これが判明してから友人はすっかりしょげてしまいました。

不利益をこうむっているのは明らかですが、東京電力に問い合わせたところ、バイクや海外旅行についてはなんら賠償対象にはならない、という解答がありました。(2012年12月現在)
*バイクや自動車はよほど高い放射能が出て、日常で利用できないならば賠償の対象となります。ですが、計測するには東京電力指定(福島第一原発近く)の計測施設まで、自分で車両を持って行く必要があります。放射能が高い車をわざわざ持っていくとか、バカバカしいったらありゃしません。


福島県飯館村 7月 県道12号線 (Посёлок Иитате) [大震災・福島原発]

先日、南相馬市に行ったのですが…飯館村を走る県道12号線は、いまだ1.5マイクロシーベルト/hを指すこともあります。南相馬市そのものは0.3マイクロシーベルトくらいで、ずっと低いのですが…
天気などの関係で、高い数値を指す日もあれば、0.4マイクロシーベルトくらいまで低くなる日もあります。
福島県に行くと、復興など遠く、未だ原発事故が収束していないことに気づかされます。

__.JPG

В посёлоке Иитате в июле 2012-х, еще повышеная радиоактивность фон есть.
Катастроф не кончится.
Но городе Минамисома 0.3 микро зиверт/час...поэтому в Минамисома есть ветер моря.

タグ:原発事故

Вы знаете "чёрный песок"? [大震災・福島原発]

На днях я был в префектуре Фукусиме в городе Дате.
В Этом городе ещё есть повышенная радиоактивность.

Я мог видеть чёрный песок. (извините, я не снимал...)
Это причина.
Я не знаю, что люди , которые живут в городе, понимают или не понимают.
Но чёрный песок - 2-4 микро зиверт/час. Я измерил гейгером (мкс-05).

Если бы вы приехать в префектуру Фукусиму, вы нужен взять гейгер.
И вы нельзя верить, что уже в префектуре Фукусиме есть безопасно.

Русский язык очень трудно.


(福島原発)ガイガーカウンターを実家に送る [大震災・福島原発]

CIMG0090.JPG
ロシア製ガイガーカウンターというか、線量計(дозиметр)を入手しました。
(私の家の中では、0.12マイクロシーベルトでした)

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英語表記にも出来るのですが、この時はせっかくなのでロシア語表記にしていたりします。
への字型の記号の隣の「1,2」というのは、1.2マイクロシーベルトを越えたらアラームを鳴らします、という意味です。

実は、私の実家は宮城県南部に位置しているので、放射能の話題が気になって仕方ありません。仲の良い親せきも宮城にいるので、ネットなどで注文しては線量計を送りつけています。

今回は、フランスの通販サイト(http://jr-international.fr/)で購入しました……ただ……以前にも、チェロの楽譜をフランスのサイトで購入した時もそうだったのですが、発送までに時間がやたらとかかったり、こちらに荷物を送ったよという連絡がなかったり、私はどうしてもフランスの通販サイトには危なっかしい印象を持っていたりします。今回は無事に、フランスから荷物も届いて良かったのですが(案の定、発送の連絡は来ませんでした)……発送が遅れたり、連絡がないと、ヤキモキしている人も相当数いるようです。

さて、こんなこともあったりしたのですが…線量計を両親に送りつけたところ、とても興味深い反応を示しました。

とにかく送りつけた親せきも含め…
「あのさ、この数字の意味がわからないんだけど」ってのはお約束ですが…
私からは「とりあえず、0.3マイクロ・シーベルトを越えたら注意、1.2越えたら避難することを覚悟して。3マイクロシーベルト越えたら間違いなくもう避難だから」と伝えていたりします。

で、それまで父は「もう、歳だし放射能とっていっても普通に暮らすだけだよ」と言っていたのに、今では毎朝早起きしては近所を計測して「まだ、0.2マイクロシーベルトだからひとまず大丈夫」とか「今日は、近所のどこそこで若干高くなっている」とか言うようになりました。
しかも、その言葉にはなんていうんでしょう「危険はあるけど自分自身はそれを察知できるぞ」という自信のようなものが感じられるんです。
(ただ闇雲に線量計の数値を過信しないでいてくれたらと思うのですが…)
それにしても、やっぱり今、自分がいる場所が安全なのかどうなのか、とりあえず判るっていう安心感は大きいようです。

線量計は、このご時世、決して安いモノではなくなってしまったんですけど…自分自身でリスク管理が出来るようになる意味は大きいと感じました。

大地震以降、電話の向こうから聞こえる父の声は結構沈みがちだったのですが、線量計を送ってからは元の元気な声に戻りましたから。

(大震災)子供の命がかかっているんだぞ! [大震災・福島原発]

3月11日の大地震から3か月経ちました。
福島には私の友人がいます。しかもある役場に務めていたりします。
彼のいる町には、津波で被害を受けた人たちが避難しています。さらに、福島第一原発の放射能が高くなっている地域も出てきています。

そんな友人と電話で話すと、決まって『覚悟が足りないヤツが先頭に立ってもろくな結果になるわけがない』という話になります。時間稼ぎみたいな調査や、会議ばかり開いても、ひとつだって納得がいく結果なんか出るわけない。
そう、例えば、学校の校庭の土から高い放射能が検出される問題について、その友人に言わせれば…
「表面を削り取るなんて、所詮その場しのぎの対応でしかない。子供の安全を守りたいけど、家族一緒の生活は変えたくない、それはそうかもしれないが、それは甘すぎる。もし本当に子供の安全を守ろうとするなら、もっと根本的な事をしなければならない。今は、原発事故がいつ収まるか判らない異常事態なんだ。放射能だって出続けている。
だったら、子供たち全員を安全な地域に疎開させるしかないだろう!
このままでいて子供達が5年後にガンになったらどうする? 金をもらって済む問題じゃない! 本当に子供たちを守るなら、山形でも、秋田でも、北海道でも安全なところに子供を避難させるしかないんだ。原発事故が収束するまで、5年なり、6年なり子供達は町には戻れないかもしれない。町から子供がいなくなるかもしれない。でも、それでも子供達を『全員元気なまま』で、町なり、親の元に帰すにはそれしかないんだ。希望する親は同行させる。もし、共働きでだれも子供についていけないとしても、町が全責任を持ってその子供の面倒をみてやる! 週に一回は親の交通費を出して面会もさせる。もし疎開先で、いじめられたら絶対に町が許さない。5年とか6年は、この疎開対策で町は悪者扱いされるかもしれない。でも、6年後には元気な姿で絶対に親の元に帰してやる。なんでそういう覚悟を持たない?
自治体のする事って、こういうことだろ!
悪口を言われたくないから、全町での放射能測定だ? その間にも子供は影響を受けてるんだぞ! 親だって、そんなのわかってるんだよ、でも感情的な対応になるのは、町が覚悟を見せてないからなんだよ! これだけの覚悟を見せたら疎開した子供だって、自分が福島の出身だって誇りを持てるんだぞ。例え反対されたって、少なくても希望者は疎開させる! それで良いだろ!」
…ということです。

で、その友人は…今の福島でも、役場内でも共感を得られず、4月をもって防災担当から外されてしまいました…


家族一緒の生活が良い。 判りますよ。
子供は安全に育てたい。 もちろん、判ります。
ただし「家族の絆」という綺麗な言葉の影で、なにかを見失っていたりはしないのですか? そう問いかけたい。


友人は話の最後にこんな事を言っていました。
「結局、親は子供の命が優先じゃない…自分の所有物としてしか見てないんだよ…絆? ふざけんな! 子供の命がかかってんだぞ!」


東日本大震災で現地にーロシアからメールで勇気づけられる [大震災・福島原発]

11 марта В Японии в регионе тохоку большое землерясение и цунами возникли.
Многие люди умерли.
Ещё Многоие вопросы есть.
Но мы не проиграем.
3月11日、東北地方の太平洋側で大規模な地震とそれに伴う津波により、多くの人が被害にあいました。
亡くなった方々のご冥福をお祈りいたします。
また被害にあった皆さんに心よりお見舞い申し上げます。

さて、私のほうは、年明けから非常に仕事が忙しくなってしまいました。
柄にもなく国際会議で発表をさせていただいたり、また趣味のチェロのアンサンブルの発表会があったり、いろいろと公私共にいろいろと落ち着かない感じでした。
そこへ、大地震が起きて、もう大変でした。
さいわいにも、宮城や福島の親戚や友人には大きな被害がなかったものの、話を聞いてみると、被害を受けた場所は本当に悲惨な状況とのことでした。

私も、会社の応援要請に答えて、宮城に入ったのですが、あまりにもすご過ぎました。
なんといっても、津波の被害がすごくて…
阪神大震災の時とは、全く違う悲惨さです。
南三陸町がなくなっていることの衝撃は、なんと言って良いかわかりません。
目の前に広がっている光景が、頭で理解出来ないのです。
すご過ぎて、現実離れし過ぎて、まるで映画のスクリーンを見ているような感覚でした。
戦争で爆撃されたような光景です。まったく感覚的に理解出来ず、夜に眠って朝起きたら、今までのことは夢だったーそうなるんじゃないか、と何回も考えました。
また瓦礫の中にいると、感覚がおかしくなっていくのがわかります。
あまりの空虚感で、自分が何をしたらいいのか、自分のいる場所が危険なのか安全なのか、そして、じわじわと自分が殺されていくような感覚に陥ります。
支援物資が届いている感覚がないし、町が立ち上がる感覚がありません。
阪神大震災のときは二週間も経てば、復興の雰囲気になっていたのに、それがまったくない。
あるのは、悲しみと絶望だけでした。
住む家も、家族も友人も失って、どうしろっていうんだ!
俺のとこには何も届かない! このまま見捨てられるのか?! ふざけんな!
そういう思いしかありませんでした。
家族も友人も無事だった私が、そう思ったのですから、被災した方々の苦しみはどれだけ深いものか察してあまりあります。

でも、そんな中でも、ロシアから私を心配するメールや、励ますメールを頂いてとても救われました。
緊張していたり、心が落ち込んだりしているときに、優しい心遣いのある文章に触れることがどれだけ人を救うのか、それを改めて知りました。


南三陸町:町がなくなっています…なんにもありません…
Это город Минамисанрику. Ничего нет здании.
Image0014.JPG南三陸町


日本は負けない。
悲しいことはこれからもいっぱいあるだろうけど、それでも前に進みます!

そして、私に優しいメールをくれたロシアの友人に心からありがとうとお礼を言います。



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