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(福島原発)ガイガーカウンターを実家に送る [大震災・福島原発]

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ロシア製ガイガーカウンターというか、線量計(дозиметр)を入手しました。
(私の家の中では、0.12マイクロシーベルトでした)

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英語表記にも出来るのですが、この時はせっかくなのでロシア語表記にしていたりします。
への字型の記号の隣の「1,2」というのは、1.2マイクロシーベルトを越えたらアラームを鳴らします、という意味です。

実は、私の実家は宮城県南部に位置しているので、放射能の話題が気になって仕方ありません。仲の良い親せきも宮城にいるので、ネットなどで注文しては線量計を送りつけています。

今回は、フランスの通販サイト(http://jr-international.fr/)で購入しました……ただ……以前にも、チェロの楽譜をフランスのサイトで購入した時もそうだったのですが、発送までに時間がやたらとかかったり、こちらに荷物を送ったよという連絡がなかったり、私はどうしてもフランスの通販サイトには危なっかしい印象を持っていたりします。今回は無事に、フランスから荷物も届いて良かったのですが(案の定、発送の連絡は来ませんでした)……発送が遅れたり、連絡がないと、ヤキモキしている人も相当数いるようです。

さて、こんなこともあったりしたのですが…線量計を両親に送りつけたところ、とても興味深い反応を示しました。

とにかく送りつけた親せきも含め…
「あのさ、この数字の意味がわからないんだけど」ってのはお約束ですが…
私からは「とりあえず、0.3マイクロ・シーベルトを越えたら注意、1.2越えたら避難することを覚悟して。3マイクロシーベルト越えたら間違いなくもう避難だから」と伝えていたりします。

で、それまで父は「もう、歳だし放射能とっていっても普通に暮らすだけだよ」と言っていたのに、今では毎朝早起きしては近所を計測して「まだ、0.2マイクロシーベルトだからひとまず大丈夫」とか「今日は、近所のどこそこで若干高くなっている」とか言うようになりました。
しかも、その言葉にはなんていうんでしょう「危険はあるけど自分自身はそれを察知できるぞ」という自信のようなものが感じられるんです。
(ただ闇雲に線量計の数値を過信しないでいてくれたらと思うのですが…)
それにしても、やっぱり今、自分がいる場所が安全なのかどうなのか、とりあえず判るっていう安心感は大きいようです。

線量計は、このご時世、決して安いモノではなくなってしまったんですけど…自分自身でリスク管理が出来るようになる意味は大きいと感じました。

大地震以降、電話の向こうから聞こえる父の声は結構沈みがちだったのですが、線量計を送ってからは元の元気な声に戻りましたから。

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