私にとって英語はCASL…? [ロシア語]
情報処理の資格を取るために、CASLって言語を勉強していた時期がありました。
CASLは情報処理の試験のために作られた、仮想の言語です。これで作られた実用アプリケーションはおそらく実在しないはずです。
その言語を勉強していたときの感覚は「ああ、これを勉強しても現実の世界じゃあんまり役に立たないよなぁ」でした。
一方、マシン語なんかでは、「おお、これってすげーっ演算したときの状態を表すフラグだけで条件を分岐していくようにしてプログラムを書いていくのか!なるほど、こうしてCPUは動いているのね。おお、このアドレスに値を書き込むと、文字になって表示されるのか!これが画面に割り当てられているメモリってことなのか」と処理そのものはすごく面倒くさいのに楽しかった思い出があります。
今、ロシア語ってある意味マシン語の勉強のような感覚です。
難しいけど、自分が身につけた分だけちゃんと答えてくれる。使えるようになる。そんな感じです。
一方で、中学から習っていた英語は自分にとってはCASLのように現実感のない言葉に思えてしまっています。実際には、アメリカのWEBサイトにアクセスして買い物もしているのに…
ロシア語だと、それでコミュニケーション取れるようになりたいとか、もっといろんなことを知りたいとか思うのに…単語を10個覚えるのにもひいひい言ってるくせに。
なんで英語はこんな感覚にならなかったんだろう…
確かに教科書を開いて、まとめの問題に取り組むときのあの空しさったらなかった。
「ああ、こんなことしても英語はうまくなんないよなぁ」
と思うことしきり…
だってあの練習問題って、どんな時に使うのかまったく分かんなかった。
たとえば受動態…
「私はあなたに愛されている」…いや、それ使うチャンスってほぼないと思う。
「この本は彼によって書かれた」…日常会話で使いますかこんなの?
それじゃ英会話っていうと…「How do you do?」とか「Nice to meet you.」に始まって、後はひたすら暗記…
血が通ってない感じがしますよね。
なんといっても「暗記」…いやもういい加減にしてくれって感じでした。
外国の人とコミュニケーション取るときにある程度、きまった形で暗記することは必要とは思いますけど、でもインコやオームじゃないんだから。いっぽうで相手とちゃんと会話が弾むようなポイントは授業には出てきません…しかも、女性に平気で年齢を尋ねるような無神経さもあちこちに存在します…
しかも!
あの独特の教室の雰囲気。
ネイティブに近いように発音しようとするとからかわれてしまう馬鹿馬鹿しさ。
わざと棒読みにする生徒たち。
こりゃもう「生きている言葉」を勉強する環境じゃありません。
英語教育がどうこう言われていますけど、私たちが英語と向き合う姿勢ももう一度考え直す時期にきていると思います。
そんなことを経験したためか、私は今、生きた外国語として私はロシア語を勉強できていることを幸せだと感じています。
※決してCASLが駄目な言語であるというわけではありません。CASLそのものはもともと情報処理の試験のために作られた言語なので、そもそも実用的な言語と比較することに無理があります。CASLで情報処理の勉強をした人たちもたくさんいるのも事実で、きちんと教育目的を達成したすばらしい仮想言語です。
それにしても、あの英語の日本風の授業ってもう少しなんとかならないんですかね。
あんな授業じゃなかったら…せめてもっと違う勉強方法があるということが判っていたならば、今頃はもっと英語に対して違う思いを抱いていたかも…なんて思ってしまいます。
CASLは情報処理の試験のために作られた、仮想の言語です。これで作られた実用アプリケーションはおそらく実在しないはずです。
その言語を勉強していたときの感覚は「ああ、これを勉強しても現実の世界じゃあんまり役に立たないよなぁ」でした。
一方、マシン語なんかでは、「おお、これってすげーっ演算したときの状態を表すフラグだけで条件を分岐していくようにしてプログラムを書いていくのか!なるほど、こうしてCPUは動いているのね。おお、このアドレスに値を書き込むと、文字になって表示されるのか!これが画面に割り当てられているメモリってことなのか」と処理そのものはすごく面倒くさいのに楽しかった思い出があります。
今、ロシア語ってある意味マシン語の勉強のような感覚です。
難しいけど、自分が身につけた分だけちゃんと答えてくれる。使えるようになる。そんな感じです。
一方で、中学から習っていた英語は自分にとってはCASLのように現実感のない言葉に思えてしまっています。実際には、アメリカのWEBサイトにアクセスして買い物もしているのに…
ロシア語だと、それでコミュニケーション取れるようになりたいとか、もっといろんなことを知りたいとか思うのに…単語を10個覚えるのにもひいひい言ってるくせに。
なんで英語はこんな感覚にならなかったんだろう…
確かに教科書を開いて、まとめの問題に取り組むときのあの空しさったらなかった。
「ああ、こんなことしても英語はうまくなんないよなぁ」
と思うことしきり…
だってあの練習問題って、どんな時に使うのかまったく分かんなかった。
たとえば受動態…
「私はあなたに愛されている」…いや、それ使うチャンスってほぼないと思う。
「この本は彼によって書かれた」…日常会話で使いますかこんなの?
それじゃ英会話っていうと…「How do you do?」とか「Nice to meet you.」に始まって、後はひたすら暗記…
血が通ってない感じがしますよね。
なんといっても「暗記」…いやもういい加減にしてくれって感じでした。
外国の人とコミュニケーション取るときにある程度、きまった形で暗記することは必要とは思いますけど、でもインコやオームじゃないんだから。いっぽうで相手とちゃんと会話が弾むようなポイントは授業には出てきません…しかも、女性に平気で年齢を尋ねるような無神経さもあちこちに存在します…
しかも!
あの独特の教室の雰囲気。
ネイティブに近いように発音しようとするとからかわれてしまう馬鹿馬鹿しさ。
わざと棒読みにする生徒たち。
こりゃもう「生きている言葉」を勉強する環境じゃありません。
英語教育がどうこう言われていますけど、私たちが英語と向き合う姿勢ももう一度考え直す時期にきていると思います。
そんなことを経験したためか、私は今、生きた外国語として私はロシア語を勉強できていることを幸せだと感じています。
※決してCASLが駄目な言語であるというわけではありません。CASLそのものはもともと情報処理の試験のために作られた言語なので、そもそも実用的な言語と比較することに無理があります。CASLで情報処理の勉強をした人たちもたくさんいるのも事実で、きちんと教育目的を達成したすばらしい仮想言語です。
それにしても、あの英語の日本風の授業ってもう少しなんとかならないんですかね。
あんな授業じゃなかったら…せめてもっと違う勉強方法があるということが判っていたならば、今頃はもっと英語に対して違う思いを抱いていたかも…なんて思ってしまいます。
2009-12-12 05:25
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コメント(2)
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>>しかも、女性に平気で年齢を尋ねるような無神経さもあちこちに存在します…
で、でもでも管理人さん?
男性に年を聞くのは失礼に値しないのか、
という問題もありますよ?
ロシア語が紳士的かというと、
ロシア人事情を見るとそうは断じれませんし……
男性差別と女性差別が高度にある感じで息苦しそうです
近代化や男女同権が進出してきて、それが著しくなったと思います……
by もも (2010-09-21 11:02)
ももさんご意見ありがとうございます。
いろいろと言葉足らずですいません。
私自身、それほど親しくない相手に対して、年齢を尋ねることについて良い印象を持っていないのです。
私がこれまで見てきた人(日本人)の中には、年齢や経験年数だけで業績を否定するような人も少なからずいました。なのでここでは、初対面の相手に対して無粋な話題になりそうなことはたいして意味がない、という考えを書きたかったのです。
また、たくさんの人たちが使っているある特定の言語をとって、紳士的かどうかは誰にも判断出来ないはずです。
個人的なことになってしまえば、幸いにも、ある程度お仕事などでもおつき合いさせていただいているロシア人のみなさんは非常に礼儀正しく、私自身、ロシア語に対して紳士的でないという印象は持っていません。むしろ仕事上のアドバイスや、とても知的なユーモアを会話にはさんでくれるので、いつも役に立ったり、楽しい思いをさせてもらっています。
男性と女性の差別については、特に意識したことがないので、ちょっとわかりかねます。
by dayan (2010-10-10 01:19)