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учитьとучитьсяの違い [ロシア語]

私が、長い間、どうしても感覚的に判らなかった単語に、учитьучитьсяがあります。

パスポート初級露語辞典などで調べると、こんな感じで書かれています。

учить (不完了) учу, учишь,... учат
1.(対格)に 、(与格/不定形)を、教える、身につけさせる
Я учу детей английскому языку.
2.(繰り返して)覚える、勉強する
Я учу урок.

учиться(不完了)
учусь, учишься ,... , учатся
1.(学校で)学ぶ
Он учился в университете.
2.(与格/不定形)を 習う、身につける
Она учится английскому языку.

「なんだ、どっちも、学ぶとか勉強するじゃないの!」と、思うでしょう。
読んで意味は判るんですけど、自分からはなかなか使えないんです。
二つの単語に、どういう違いがあるのか? ずーっと私は悩んでいました。

そもそも、「私はロシア語を勉強しています」という表現をしようとして、このどちらをどういう形で使えば良いのか判らなかったんです。
なので、これまでは「私は、いくらかロシア語が話せます」という文章と、ロシア語に関係する感想などを付け加えて話していたんです。

しかも、учитьには、「教える」と「覚える」の二つの意味があります。
こんな危険な単語はコワくて使えませんでした。
間違うと「ロシア語を勉強しています」が「ロシア語を教えています」になったりするんです。下手に使ったら、相手を混乱させるのは間違いなしです。たどたどしいロシア語で「ロシア語を教えています」なんて言ったら、絶対に聞いた方は、ウサンクサイ人だ、と思うでしょうし…

で、その後の授業で教えられたのが…

учить + (対格) : (もの:学問など)を勉強する。
   Я учу русский язык.
   私はロシア語を勉強しています
учить + (与格) : (もの:学問など)を教える。
   Я учу русскому языку.
   私はロシア語を教えています
учиться + (前置格:場所) : (場所:大学や都市名、その他)で勉強する。

「私は、外国語学校で勉強しています」なら「Я учусь в школе иностранных языков. (ロシア語の他にも教えているので複数形・生格)」となります。

учитьは、関係する格によって、ニュアンスが変わるんですね。

本当に、これ、最近まで判らなかったんです。
ちなみに、似ている単語で、изучать(勉強する)があることんですが、これは「専門に研究するイメージ」で、учитьは「暗記して覚えるイメージ」だそうです。

本当に…判りませんでした…



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