突然ですが、ロシアに行って来ました

いきなりですが、ロシアに行って来ました。
ただ、行き先はモスクワやサンクトペテルブルクなどのメジャーな地域ではなく、サハリンです。
あ、今、どこかで誰かにちょっとバカにされたような気がしました…

なんていうか、イメージがね、北海道の北のロシアの辺境って感じでしょう？
ある程度お年を召した方なら、サハリンよりも「樺太」と言ったほうがピンとくるはず。経済に詳しい人なら天然ガス開発を思い浮かべるはずですが…日本に近い割には、ほとんど興味を持たれていないところであるには間違いありません。

で、そんなとこに、ほぼ会社からのご褒美みたいな出張に行って来たわけです。
結論から言うと…

メチャクチャおもしろかった！

６月の最高にいい季節で、しかも天気に恵まれて晴天続き。
青い空に、夏に喜んでいる人達、もうみんな笑顔です。
今の季節、日本人が想像するロシア人のイメージなんかこれぽっちもなし。アメリカ西海岸と言っても信じられるくらいです。

しかも、入国手続きのときには、入国の書類を審査の前に綺麗なおねえさんが書き間違えを笑顔で直してくれる親切まであって、ロシアというとどうしても想像するツッケンドンなイメージを最初から打ち砕かれました。
なんかね、今回はすごくついているイメージはなんとなくあったんです。サハリンに向かう飛行機のまどから、びっくりするくらい綺麗な景色がずーっと見えていたんです。
なんていうか、「凄いぞ！ラピュタは本当にあったんだ！」ってくらい綺麗な、輝くような景色が広がっていたんです。雲海は、ものすごく綺麗だし、しかも、いくつかの層になっていて太陽の光が美しい陰影を見せていたんです。
しかも、サハリンの山々はとても神秘的で、神々が宿っていそうな雰囲気だったんです。あまりにも綺麗で、写真を取り忘れたくらいです。
街についたら、穏やかな陽気と、夕暮れの斜光が街を包んで、それはそれは優しい雰囲気に満ちていました。

こんな出来事が続いたら、誰だって絶体に好きになります。
ホテルの部屋も広いし、近くには２４時間営業のスーパーがあって便利だし、テレビのチャンネルも数えたら30局近くあります。
しかもロシアのテレビ番組、予想以上におもしろくてビックリです。間違いなく日本の、予算を削られて安っぽいタレントを使っている番組よりもおもしろいです。コメディーなんか、言葉がわからなくても大笑いするやつがあったりして…ただ、映画の吹き替えは日本の方がいいです。ロシアでは、英語音声にそのままロシア語のセリフをかぶせているので集中出来ませんでした。（これはテレビ放送だけか
もしれませんけど）。

それとロシア料理が美味しかったんです。
ボルシチは優しいあっさり味だし、ペリメニは小さな水餃子みたいでおいしいし（サワークリームが本当にあうのよ）、ほかにも、ブリンも黒パンも、クバースも、ケフィールも、ピロシキもメジャーどころの料理の他にもバリエーションがいっぱいあって、やばいです。
最初、独特の匂いでビクッリしたクバースなんて、慣れるとコーラがキツくて飲めなくなるんです。

とにかく、サハリン初日から物凄い好印象でした。

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