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間違うのはへこむけど… [ロシア語]

外国語を勉強していて、最初のうち何がいちばんショックだったかというと…
やっぱり、自分の作った文章の意味が通じないからと(あえて『文章が間違っている』という表現は使いません)、先生に直されることでした。
あの『無力感』というのは独特ですよね。
頭じゃわかってはいても、心が動揺する感覚はなんとも言えません…
もう、自分が子どもの頃に勉強でうまくいかなかった事を思い出して、ものすごくへこみます。それに、外国語の勉強をはじめた事を後悔するようなそんな気持にもなります。

だって、いままでの自分の知識とか経験なんてこれぽっちも通用しないんです。ネットで多少調べたくらいでは、ロシア語などの体系的な情報なんかないし…なんとか語学書を手に入れて勉強しはじめても、だいたい半分ぐらいで訳わからなくなってきます。

これを克服するのに、やはり一年くらいかかりました。

一年経てば、へこむ事にも慣れて別にどうということもなくなります。むしろ直される部分が減ってきたり、自信のない部分が分かったりする事のほうが嬉しくなります。とにかく一年目で間違いを指摘されてへこむのは当たり前で、それを怖がる必要はありません。
そうは言っても、やはり最初はへこみますけどね。
(しかも、単文さえやっとなのに、いきなり複文を作ろうとして挫折してしまうんですよね。ついつい背伸びしてがんばるんですけど…それってまた難易度が高いんです。特にロシア語は複文になると一気にレベルが上がる気がします)

私の場合なんか、もともと英語が苦手ということもありますから、「うわああ、ロシア語も英語みたいに自分のものに出来ないんじゃないか?」という不安と隣り合わせです。
だから、ちょとでも先生に褒められるとうれしいんですよね。

ちなみに凹んだ時は、自分の気持が落ち着くまで、あえて似た文章をつくるのを避けていたりします。だって、いやだもん…
で、気持が落ち着いて(自分が受け入れられるようになって)から、間違った文章をじっくり見て考えています。

間違いを直されるって、最初は、「おまえって、バカだよな」と言われているような気がしましたが、実際はそんなことはありません。最初は間違いを怖がらずにいっぱい外国語を使って、(そして間違って)自分がなにを学べばいいのか分かったほうがずっといいですよ。

外国語の勉強なんて、(大人になっても)間違いが許される数少ないチャンスなんですからぜひともいっぱい間違えちゃいましょう!

と、自分をはげましているわたしです…

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コメント 2

ハラ

dayanさん
読んでてびっくりしました!私も書かれていることによく似た状況です。

加えてロシア語以外にも頭の中がいろいろあって落ち着かない最近です。

①ロシア語のゴールの遠さ②会社が大きな変化をしようとしてる動きの一つに私も大きく関わっている
③転勤で地元とは離れているので家族・地元の友達と関わる機会がもてない

私の話しになってしまってすみません。
余分なことは考えずタバコを吸いながらロシア語の単語を焦らずのんびり覚えているときが心落ち着きます。今は動物の名前覚えています!
by ハラ (2010-06-07 21:51) 

dayan

いやいや、私も転勤が多かったのであの独特の異邦人の感覚はよくわかります。地元と離れるとどうしたって難しいですよね。愚痴を聞いてくれる友達が遠いとどうしたって疎外感が増幅されますし。

大変な環境でのロシア語、負けないでくださいね!
by dayan (2010-06-17 01:24) 

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